人材紹介の会社は大手の総合型企業から、数人で回しているコンパクトな会社まで、
本当にたくさんあります。
本日は「大手人材会社」と「専門分野特化型紹介会社」の特徴を把握し、
人材会社の上手な活用方法をご紹介します。
無料で使えるサービス
仕事を探す側の皆さんは、人材会社のサービスを「基本無料」で利用できます。
人材紹介というビジネスは、人材紹介会社が求人企業へ人材を紹介して入社が決まったとき、採用が決まった会社が、人材紹介会社に成約報酬をいただくことで成り立っています。
仕事を探す方々は嬉しいことに、サービスを基本無料で利用できます。
仕事をマッチングするサービス以外に、キャリアコンサルティングやイベントを無料でおこなっている会社もあります。
「基本無料」とお伝えした理由は、会社によって有料で開催しているイベント等があるためです。
大手紹介会社の特徴
聞いたことのある馴染みの会社。
さすが「大手」という感じで、ありとあらゆる業種を取り扱っています。
大抵、業界ごとに担当する部署が分けられており、その業界に詳しい方が在籍しています。
難点は誰もが登録できる訳ではなく、登録時に断られるケースがある点です。
(募集要件もそれなりの条件が求められる案件が多いため)
未経験等を扱っていないケースも多い。
未経験案件はどこが持っている?
案件によっては、「未経験」で募集しているケースもあります。
(新規の大量募集等)
実務経験の少ない方に向けた案件は、以下で扱っていることが多いです。
・人材紹介会社グループ内の派遣部門
・紹介予定派遣部門や紹介予定派遣専門のグループ会社
・第二新卒向けの案件を取り扱うグループ会社や部門
会社によってルールも異なりますが、
求められる要件のイメージとしては・・
・人材紹介:プロフェッショナル人材
例:財務部門での○○経験3年以上等
・派遣・紹介予定派遣部門:未経験から始められる案件も散見される。
例:ざっくりと「オフィスで事務経験○○年以上等」
派遣や紹介予定派遣、第二新卒向けの部門であっても、人材紹介(始めから正社員雇用となる)の案件を取り扱っているケースもあります。
会社によってグループ社内の縄張りルールが異なりますし、取り扱う業界によっても傾向は異なるため、一概には言えません。
また最近では、同じグループ内の人材紹介会社、派遣・紹介予定派遣部門、第二新卒のグループ会社が同じ案件を持っていて、競合しているケースもあります。
グループ内競合の理由
以前はグループ会社間で競合せず、明確な線引きをしている傾向にありました。
最近はグループ内で競合する理由は、「顧客の意向と人材不足」です。
グループ間でも会社は別となるため、仕事を探される方は各々の会社で登録手続きが必要です。
各々登録されている人材の層が異なっていたり、チャレンジ系の転職希望者が人材派遣・紹介予定派遣部門に登録されていることが多いのです。(抱えている人材層がグループ間で違う)
要件を広げて探したいという企業は、グループ間でいくつかに声掛けします。
人材難の中、顧客はできるだけターゲットとなる、自社に合ったよりマッチした人材を探したいため、両社にご依頼されることも多いのです。
専門分野特化型の人材紹介会社の特徴
専門分野に特化した会社とは、例えば医療機関、保育士に特化した会社です。
他にもITや金融機関特化型等がありますね。
専門分野の人材会社も、結構たくさんあります。
会社の規模としては、小規模~中規模が多いです。
例えば、医療機関特化型の会社の場合、医療機関に関わる案件を受けると言うイメージです。
雇用形態で分別せず、その業界の全てのあらゆる種類の案件を取り扱っています。
(医療事務を学んで就業するという、教育コース型の会社もありますね・・)
理由は「雇用形態」に特化しているのではなく、「業界」に特化しているからです。
案件全般を取り扱うため、正社員以外の案件も含まれる半面、未経験募集も中には入っています。
希望の業界で働きたい方、まずは経験を積みたい方には良さそうです。
(そこからのステップアップも始めから視野に入れて)
どっちの会社が良いの?
一長一短です。
あなたを担当する人によっても変わるでしょう。
また会社によって取り扱っているクライアント(求人している会社)も異なります。
【大手人材会社】
■メリット:経験を生かしたキャリアアップの目指せる案件が豊富。
いわゆる大手の安定した企業の案件が多い(大手企業は大手の人材会社に依頼する傾向がある)。
■デメリット:グループ間の登録、案件紹介は別になる。
【専門分野特化型人材会社】
■メリット:「○○業界で働きたい」や「まずは経験を積みたい」という方に対して、広く業界内の人材募集を取り扱っている。マニアックな内容の案件もある。
■デメリット:与信(経営状況)の怪しい取引先が入っていることがある。
上手な活用法のまとめ
これらの理由から、良い面と悪い面はどちらにもあります。
1社のみに登録せず、大手人材会社と専門分野特化型の会社、それぞれに登録してみることがお薦めです。
しかもそれぞれ1社ずつでなくても良いと思います。
(自分が対応できる範囲であれば、登録は無料ですから・・)
会社によって紹介の仕方も異なります。
実際にやりとりしてみて、自分にマッチする、興味のある案件だけ進めればOKなのですから・・。
■注意点
私も営業していたので分かりますが、営業さんは口達者の方が多いです。
くれぐれも相手のペースに呑み込まれないこと。
客観的に話を聞き、自分の中でしっかり冷静に判断して進めることがポイントです。
無料ですので、こちらのペースで、こちらの基準でとことん使い倒しましょう!
少しでもお役に立てれば嬉しいです。
◆キャリア相談
初回無料や、無料の範囲で使えるところもあるので、上手くご活用ください。
◆公式で公開し辛い内容は、今後LINEで発信予定です。
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