こんにちは、お仕事ソムリエママです。
前回は子育てママの転職、ベストなタイミング「入学前」をお伝えしました。
今回は小学校入学後について、具体的なタイミングを解説いたします。
転職のタイミング
少しリマインドさせていただきます。
転職タイミングのキーワードは「自分がストレスを抱えるタイミング」と「子供がストレスを抱えるタイミング」は重ねないことでした。
子育てママが転職を考える、ベストなタイミングとは?? | アラフォー女性の転職・復職支援は“ワークのこと” (careere-change40.com)
つまり、「子育て環境が変わるタイミングを外す」ということ。
それでは具体的に就学後以降はいつ頃が最適か、その裏付けと共に一緒に見ていきましょう!
子育ての悩みはずっとなくならない?!
一般的には「子どもが成長すると、自分でできることが増え、親の手は離れる」、そう思われがちです。
様々な職場で、下記のような声掛けが今でもよくあります。
「そろそろ子どもが小学生になるので、勤務時間を少し長くしてみてはどうですか?」
実際はどうでしょう??
小学生入学後は「小1の壁」にぶち当たり、親子共々とても大変な思いされている方々をたくさんみてきました。(私も経験済みです)
子どもが大きくなると、自分でできることは確かに増えます。
半面、言葉が達者になり悪知恵が働く(都合の悪いことは無視する)、自己主張も激しくなります。
子どもによって個人差はありますが、大人になるまでの間に反抗期も何度か訪れます。
子育ては年々、今までとは異なる課題や心配に直面し続けます。
子育て環境が変わる時期
それでは就学後の環境変化のタイミングはいつになるのでしょうか?
就学後の子育て環境が変わる時期、新しい環境に慣れるまでのおおよそ期間は下記になります。
・A:小学生になるタイミング:小学校入学~1年生秋頃(就学前、年長の年明けから)
・B:学童が終わるタイミング:4年生~4年生夏頃
・C:中学受験&中学生になるタイミング:小学6年生~中学1年生夏頃
・D:高校受験&高校生になるタイミング:中学3年生秋~高校1年生GW頃
・E:大学受験&大学生になるタイミング:高校3年生冬~大学1年生4月
・F:就職活動(大学院)&社会人デビューのタイミング:各々違う(20~26歳位)
A:小学生になるタイミング
まだまだ紙文化のため、毎日の配布物(お手紙)がとても多いです。
親が準備するものも多いです。
入学前説明会で説明されていたものは、事前に準備ができます。
しかし入学式で配布されるものは、その日にならないと貰えません。
すぐに記名して、早いモノは翌日から使い始めます。
例:入学式で配られるもの。
・テキスト一式
・ノート
・道具箱とその中身(算数ブロック1個ずつ、色鉛筆・クレヨン1本ずつ等)
・計算カード(リング式になっている計算カード:1枚ずつ記名×4セット等)
暫くは明日の持ち物を一緒に準備したり、時には急な持ち物を買い出しにいきます。
精神面
子どもはとにかく毎日クタクタになって帰ってきます。
保育園や幼稚園では、自由にやりたい遊びができ、たくさん動き回って遊んで過ごしていました。
学校では勉強が始まります。
1時間45分の授業の間、じっと椅子に座っているだけでも中々辛い状況です。
またクラスの人数も増えますが、先生は基本1人。
知らないお友達も多く、慣れない生活にストレスを感じるお子さんが多いです。
「保育園は遊ぶのがお仕事だったんでしょ?好きなことして遊べる保育園に戻りたい~!」と、
未だにうちの子は言っています。
体力限界
お昼寝がなくなり、毎日の勉強。
授業が長引いて、休憩時間が無くなってしまうことも多く、自由な時間が少ない。
(トイレ休憩のみ等。先生も不慣れな生徒が多い中、大変です)
また授業中は先生の話をしっかり聞きながら、進めなければいけません。
長い時間、じっと座って、話を聞いて進める。とにかく疲れます。
(授業なので、〇〇ページを開けて、ノートに▲▲に□□を書いてください等)
帰宅してから、疲れと眠たさのあまり、自分でもよく分からない混乱状態になる。
「とにかく大泣きしまくって、そのまま寝てしまう・・」というご家庭も少なくないようです。
急な持ち物
連絡帳に「持ち物」が書いてあり、いつまでに準備してください等と記載があります。
(始めのころは字が書けないので、小さなプリントが貼られていました)
その期日が明日や明後日の場合があります。
牛乳パックやペットボトル1L、食品トレー等。
ゴミ出し直後に持ち物として書いてあることも多く、急遽夜に買い出しにいくことがあります。
(今はエコでお肉が食品トレーではなく袋の店舗も多い)
また学校で使っているノートが足りなくなり、夜になって「宿題できない!」と言い出します。
時すでに遅し、文房具屋さんは閉まっている時間です。
(ノートはマスが変わっていくので、買い置きできない)
私は下記のように対応しています。
・使っていないページ、或いはあまり使っていないページを消す →スキャンして印刷
(ご自宅にスキャンがなければ、コンビニで印刷できます)
・翌日は文具屋さんがやっている時間までに買いに行く(夕方18時頃までの店が多い)
余談
一人っ子ではないので、下の子の保育園お迎えもあります。
機嫌悪い&急な外出等で、帰ってからやることは結構あります。
徐々に宿題も始まります。
疲れと眠たさのあまり、朝にやることも多かったです。
■転職活動を外す時期:年長(5歳児クラス)年明け~1年生夏・秋頃まで
B:学童がなくなるタイミング
働くママにとって心強い“学童”。
学童は学校が終わり、親の仕事が終わる時間くらいまで遊べる場所です(アフタースクール)。
また夏休み等の長期休みの期間は朝から夕方までやっています。
学童は1年生~3年生までが利用できる自治体が多いと思います。
学童が終わると、子どもと一緒にルールを決めたり、時には電話やメールで状況確認が必要です。
(確認しなくても、慣れるまで子どもから頻繁に電話が掛かってきます)
例えば・・
・学校から帰った後の過ごし方(宿題終わらせる、ゲームは1日○○分等)
・友達と遊ぶとき、外出するときは必ず連絡すること(どこに誰といくか)
・帰宅時間を決める
・習い事に行く(宿題を済ませる)
夏休み等の長期休みは、朝から夕方まで丸1日、子どもだけで過ごすことになります。
どのように過ごすか、お昼ご飯は準備するか等。
慣れるまでの期間、子どもから連絡がちょこちょこ来ます。(本人も慣れてないので確認したい)
仕事が変わったばかりでは、業務を教えてもらっている途中、私用の連絡は取り辛いものです。
事前にお伝えすることで、快く引き受けてくれる会社も稀にあります。
■転職活動を外す時期:4年生~4年生夏頃まで
友人の話では帰宅すると、子供がお昼ご飯のカップ麺に使うお湯を沸かしていたようです。その「ヤカンの火のスイッチが放置されていて、自動センサーに救われた」という話も聞きます。あら、恐ろしい・・。
C:中学生受験&中学生になるタイミング
次に待ち受ける時期は、中学入学前後です。
この場合、下記の2パターンに分かれます。
・中学受験するケース:転職は控える期間あり
・中学受験をしないケース:転職を控える期間なし
受験するケース
受験生にとって、6年生になると少し気が引き締まります。
少しずつ「受験」への意識が芽生え、プレッシャーを感じる始める子もいるでしょう。
■環境の変化
・学習スタイル変更:塾では5年生までに6年までの学習を終え、6年生の1年間は受験対策をおこなうところが多い
・通塾の頻度:日数の増加(週4日以上になるところが多い)
・クラス環境:クラス替え頻度(テストの成績順・点数順に、毎月クラス替えになるところが多い)
・夕食:お弁当持参の回数が増える
プレッシャーや不安に押しつぶされそうになり、情緒不安定になる子も一部います。
親として自分の考えを押し付けず、子どもの話をたくさん聞いてサポートしてあげたい時期です。優しく見守ってあげるだけでも、子どもに伝わり、心が安定してきます。
■親の活動
親としては、塾の保護者会や個人面談が増える時期です。
対面面談のために仕事を早退したり、受験する学校の学校説明会へ参加。
願書の取り寄せ・作成、提出の手続き。
試験期間
試験期間になると、当日試験会場となる学校に一緒に行きます。
(午前と午後で別の学校を受ける方が多い。お昼を食べて車で移動等)
試験後は入学手続き、入学金の支払い関連をおこないます。
受験前後は仕事を休む方も多いです。
■転職活動を外す時期:6年生~中学1年夏頃まで(中学受験をする場合)
受験しないケース
受験をしない場合は、ママが転職を控える必要はありません。
同級生と地元の中学校へ進学でき、環境はあまり変わらないためです。
過ごしていた校舎は変わり、生活パターンも多少の変化はあるかもしれません。
ある程度は自分で対応できるため、特段の理由がなければ、仕事を控える必要はないでしょう。
しかし帰宅後や週末は、子どもの話はしっかり聞いて、安心させてあげたいですね。
(人に話をすると、話しただけで大人でも安心するものです。)
D:高校受験&高校生になるタイミング
中学受験を経験したことのない子にとっては、初めての受験です。
もう中学生、されど中学生です。
ある程度は子どもに任せつつ、面倒そうに答えるかもしれませんが、コミュニケーションは取りたい時期です。悩みがあるけど我慢して、自分だけで抱えていることもあります。
その他、学校見学や願書対応、また試験当日やその後の入学手続き等は中学受験と重なるため、
上記Cの【受験するケース】をご参照ください。
■転職活動を外す時期:中学3年秋~高校1年GW位まで
E:大学受験&大学生になるタイミング
受験勉強や試験にはもうすっかり慣れている年頃です。基本は放置で大丈夫でしょう。
ただ自分の中で思い悩んでいることがあるかもしれないので、コミュニケーションはしっかり取りたい時期です。自分の受験体験談やリフレッシュ法など、話してあげましょう。
■転職活動を外す時期:中学3年冬~大学1年入学
F:就職活動(大学院)&社会人デビューのタイミング
どのような道を歩むかによって、各々社会人になるタイミングは異なります。
子どもからの質問に対しては答えてあげる、たまにヒントを与える。
そのようなスタンスで、そっと見守る感じになります。
■転職活動を控える必要はないでしょう。
共通事項
親にとってはいつまでも「子ども」ですが、中学生以降は「温かく見守る」ことも必要です。
少しの子どもの変化には、気がつくものです。
必要なところはサポートし、ある程度は自分でやらせる(ヒントを与える)。
子どもは自分なりに良い方法や解決策を考えだそうとします。
「幸せな子」ではなく、どんな境遇におかれても「幸せになれる子」を育てたいものです。
子どもも親も、無理なく自分のライフに合わせて、キャリアを磨いていきたいですね。
少しでもお役に立てると幸いです。
◆公式で公開し辛い内容は、今後LINEで発信予定です。
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